サノよみ

『読書も投資』人生を支払うならリターンがないともったいない:読書のムダな損失を減らすミニマリストのヒント

「宇宙兄弟」37巻のムッタの言葉は、『宇宙生まれ・無重力育ち・毎日宇宙食』じゃなきゃ思い浮かばない表現だと思う【おすすめマンガ感想】

宇宙に行った経験ゼロのボクでも、なんでこんなにリアリティを感じられるんだ... 
サノくん

と、ボクが「宇宙兄弟」作者 小山宙哉さんの巧みな表現力に驚嘆した、その感想を記事にしました。

 

・「宇宙兄弟』まだ読んだことがない...
・「宇宙兄弟』途中までしか読んでないんだよなぁ...
・「なにか新しくマンガを読み始めたいなぁ...

という人が、本記事を読み終えた瞬間に裸足で書店へダッシュしてもらう勢いで書きました。

 

*本記事にはネタバレが含まれます。ご注意ください。

 

\この記事でわかること/ *更新日時:2022年5月11日

 

宇宙兄弟」読んだきっかけ

 

まずはじめに、謝罪させてください。

 

 

なぜなら、感想記事を書いているボクはいわゆる宇宙兄弟の古参」ではないからです。

 

なんなら、読み始めたのは2022年4月からなので、乗り遅れ組です。

 

友人からは「はやく読んで!」と何度も急かされてきました。なのに...

 

ワクワクしないサノ
宇宙モノって、なんかワクワクしないんだよなぁ... 

偏見に満ちた重力圏から脱せずにいました。

 

 

そんなある日、ボクはビッグニュースを目にします

 

「宇宙なう」

 

シンプル、だが地球で暮らす多くの人がマネできないインパクトMAXのツイート。

 

そんな、シビれるつぶやきを披露した前澤さんの↓の動画を見て、こう思いました。

 

驚くサノ
え、そこまで泣くほど感動できるマンガなのか?! 

百聞は一見にしかず

ボクはすぐさまメルカリで1〜40巻まで全巻セット買いしました

 

手元に届いても、「宇宙兄弟」の面白さに対して少し懐疑的でしたが、1巻を読み終えた途端...

 

そこからは破竹、いやドミノ倒しの勢いで40冊分一気に読破してしまいました。

 

1巻から40巻まで一気に読破するのがどれくらい長いのか?

想像しにくい人に向けて、あえてたとえるなら...

 

ルフィの技は『ゴムゴムの銃(ピストル)』から『ギア2』までレベルアップしている

 

↑のストーリー量だといえば、ボクが一気読みした量の多さがなんとなく伝わるでしょうか。

 

本記事では、面白さを疑っていたボクでものめり込んでしまった「宇宙兄弟」の魅力を伝えたいと思います。

 

 

宇宙兄弟」どんなマンガ?

 

わかったつもりのサノ
あぁはいはい、よくある近未来SFストーリーね... 

と、ボクは最初「宇宙兄弟」というネーミングだけから判断していました。

 

ですが、ボクはこの思い込みが愚かof愚かだったと気づかされます。

 

なぜなら、「宇宙へ行けた」というゴールだけでなく「宇宙へ行くまでの困難との闘い」というプロセスにも魅力がある作品だからです。

 

この困難に立ち向かう過程こそが、普段から頑張る人達の共感を呼び、人気作品になったのではないか、と考えます。

 

マンガ内容の要約は「宇宙兄弟」公式の説明を引用したいと思います。

30歳を超えてから「宇宙飛行士になりたい」という壮大な夢に挑戦するムッタと、そんなムッタよりも一足先に夢を実現して月面に降り立つ弟・ヒビト。そんな2人を中心に、宇宙を目指す仲間たち、それを支える人々が織りなす濃厚な人間ドラマ

「宇宙兄弟」Official Web 宇宙兄弟とは

 

宇宙兄弟」は、ただの「宇宙ライフ記録」ではなく、あくまで「人間ドラマ」だという解釈にはとても共感できます。

 

宇宙兄弟」作者は『引退したベテラン宇宙飛行士』じゃなかった

 

これだけリアルな描写ができるんだ、作者は絶対『引退したベテラン宇宙飛行士』とかに違いない... 
サノくん

と確信して調べてみたのですが、「宇宙兄弟」作者の小山宙哉さん生粋のマンガ家でした(ちなみに「宙哉」は本名)。

 

 

疑問に思うサノ
宇宙産業をメインの仕事にしていないのに、どうしてあんなにリアリティあふれるマンガを書けるのか? 

と疑問に思いました。

 

小山さんを調べていくうちに思ったのは、「リアルさの秘訣は徹底した取材にあるのではないか?」ということです。

 

実際、小山さんは宇宙飛行士へのインタビューを何度もおこなっていることがわかります。

 

 

 

宇宙に行ったことがないのに、「宇宙兄弟」を読むと宇宙にいる気分がする... 
サノくん

という不思議な感覚が、小山さんの活動の様子を目にして、腑に落ちた気がします。

 

宇宙兄弟」感想【本編】

 

ここでは、「宇宙兄弟」を読んで印象的だったポイントをまとめよう! ...と思ったのですが、不可能でした。

 

なぜなら、宇宙兄弟」の名場面や魅力的なキャラクターは数えきれないほど挙げられるからです。

 

そこで、ボクは苦渋の決断で次の条件から感想を書く場面を絞り込みました。

宇宙兄弟」感想の絞り込み


・「地球での場面」と「宇宙での場面」でそれぞれ1個ずつ選ぶ。

・焦点を当てるキャラクター:JAXA宇宙飛行士 南波 六太(ムッタ)
 ムッタだけでも名場面はいくつもありますが...

 

 

サノくんが選んだ地球での名場面

 

「地球での名場面」は...「ムッタが『自分の敵とは何か?』という問いにドキッとする答えを出すシーン」を選びました。

 

サノが選ぶ「地球での名場面」


(マスコミや天文学者を敵対視するビンスからの「君(ムッタ)には敵がいないのか?」という質問に対して)

俺の敵はだいたい俺です
自分の”宇宙へ行きたい”っていう夢をさんざん邪魔して足を引っぱり続けたのは
結局俺でした 他に敵はいません 」

*「宇宙兄弟」 11巻 #107「本気の失敗」より

 

 

この場面を選んだ理由は、どれだけ理不尽でも、「あくまで自分に責任がある」と現状を認識できるムッタに尊敬したからです。

 

この名言は、ボクたちの日常生活でも当てはまるケースが多いのではないでしょうか?

 

人生でうまくいかないことがあったとき、育ちや環境・学歴といったモノを「敵」とみなせば、短期的には楽かもしれません。

 

ですが、本当は気づいているはずです。そんなモノではなく、自分自身が最大の「敵」だっていうことに。

 

このように、「敵は自分自身だ」というムッタ流自責思考は「宇宙兄弟」を読まなければ一生学べなかった発想だと感じています。

 

サノくんが選んだ宇宙での名場面【タイトル回収】

 

「宇宙での名場面」は...「月面に置いていかれたムッタの言葉巧みな表現」を選びました。本記事タイトルの由来です。

 

サノが選ぶ「宇宙での名場面」


(ムッタ達を月面に残して他の仲間クルーが先に地球へ無事到着した後)

「  実をいうと ちょっと”置いてけぼり”を感じるかと思ってた
エディたちの帰還... 『自分の一部が ちゃんと地球に還った』」

*「宇宙兄弟」 37巻 #348「激しい卒業式」より

 

この場面では、ムッタの仲間への思いやりなどに着目すべきなんでしょうが、今回ボクは違う視点を理由に選びました。

 

それは、作者の小山先生による『自分の一部が ちゃんと地球に還った』という表現があまりに的確すぎて、読者側のボクが宇宙(月面)に残ったのかと錯覚したからです。

 

この場面をはじめて読んだときにボクは

あぁ、そのメッチャ感覚わかるなぁ...って、あれ? 
サノくん

と、あたかも宇宙で取り残された経験があるかのような感覚に襲われました。

 

それだけ、作者の言葉が生み出した「宇宙兄弟」の引力によって、その世界観に引き込まれた印象的な場面でした。

 

そして、ボクは確信しました。

小山先生は絶対『宇宙生まれ・無重力育ち・毎日宇宙食』の秘密がある。じゃなきゃこんな表現思い浮かぶはずがない... 
サノくん

 

宇宙兄弟」布教と説教

 

現在2022年5月中旬ですが、ボクを含めた「宇宙兄弟」の読者は「修学旅行1週間前のワクワク感」に似た感情があるはずです。

 

なぜなら、2022年5月23日(月)「宇宙兄弟」最新41巻が発売されるからです。

 

40巻の発売が2021年9月だったらしいので、8ヶ月ぶりの待望の新刊となっています。

 

わかる人は共感してくれると思いますが、

焦らされている人
えっ、ここで終わっちゃうの?!まぁでも一安心か... 

という、焦らしと安心の入り混じった展開で「宇宙兄弟」40巻は終わりを迎えます。

 

「どうせ発売日に読み終わっちゃうんだろうなぁ...」と思いながらも、発売日を待ち遠しく思ってしまいますよね。

 

 

ですが、このウキウキの反面、ボクにはムカっとした出来事がありました。

 

大学で友人と「宇宙兄弟」トーークで盛り上がっていたときのことです。途中から話に割り込んできた同学科の人が

 

「え、でも宇宙兄弟の作者って宇宙飛行士じゃないでしょ?リアル感なさそうよな。」

 

という言葉を、ポツリと口にしたのです。この瞬間にボクが感じた正直な気持ちを言語化させてください。

 

 

なんて的外れな意見なんだ

 

その理屈をマンガに適用すれば、尾田先生は海賊、岸本先生は忍者、久保先生は死神、冨樫先生はハンターでなければ辻褄が合わないじゃないか。

 

だが、実際そうではないはずです。これは「宇宙兄弟」も一緒です。

 

 

そもそも、「宇宙兄弟」は宇宙シーンだけでなく、地球上での場面も同じくらい描写されています。

 

そして、宇宙兄弟」の地球での場面からは「何か新しいことへ挑戦する勇気」をたくさんもらえます。

 

なぜなら、登場するほぼすべてのキャラクターの前向きな生き様から励まされるからです。

・宇宙飛行士になろうと奮闘する人
・難病にかかっても自分の目標実現に向けて妥協しない人
・宇宙飛行士になれなくても、別の形で宇宙産業を支える人
・亡くなった人の思いも背負って目的を成し遂げる努力を惜しまない人
・一度は宇宙飛行士として認められなくても、それでも諦めずに再挑戦する人

など、他にもたくさんの登場人物の挑戦からは勇気をもらえます。

 

宇宙兄弟」は「何かに挫けてしまいそうなときに読み返したい、勇気がもらえるマンガ」だとボクは心の底から思います。

 

なので、普段から挑戦的に生きるすべての人に、このマンガの魅力に1秒でも早く気づいてほしいと願っています。

 

 

 

 

まとめ

宇宙兄弟」37巻のムッタの言葉は、『宇宙生まれ・無重力育ち・毎日宇宙食』じゃなきゃ思い浮かばない表現だと思う
  • キャラクターの生き様や思考回路は学べるところが多い
  • 作者の小山さんによる宇宙の表現力はリアリティが高い
  • 何かに挫けてしまいそうなときに読み返したい、勇気がもらえるマンガ
死ぬまでに読みたいマンガ

 

本記事は「およそ8分30秒」で読めるように設計しました。

 

「およそ8分30秒」というのは「ロケット打ち上げから宇宙に到達して無重力が感じられるようになる時間」です。

 

意外とあっという間ですよね。きっと「宇宙兄弟」を読み始めたら同じくらいあっという間に読破しちゃいます...

 

最後になりますが

 

小山先生、そして関わる制作スタッフの皆さん、「宇宙兄弟」最新41巻楽しみに待っています。

 

 

ここまで読んでくださってありがとうございます。

 

少しでも参考になれば、そしてあなたが「宇宙兄弟」を読み始めるきっかけになれば、何よりも嬉しく思います。

 

また次回の記事でお会いしましょう!

 

この記事に登場する書籍

 

 

 

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