という方、特にミニマリスト志向の方に向けた記事になっています。
\この記事でわかること/ *更新日時:2022年5月14日
仮免ミニマリストは今スグ『自分の中に毒を持て』【おすすめ本感想】

と、反感に近い感情を覚えたことはありませんか?
たしかに、モノを捨てた後「うわっ、アレとっておくべきだったぁ...」と思うことってありますよね。
ボクも高校生の頃まではそのリスクを感じていたので、積極的にモノを減らすことはしませんでした。
ですが、そんなボクの価値観を大学生になった後に根底からひっくり返してくれた本があります。
それは、『自分の中に毒を持て 岡本太郎 』という本です。
具体的には、岡本太郎さんの次のメッセージでボクの所有に関する固定観念は木っ端微塵に破壊されました。
人生は積み重ねだと誰でも思っているようだ。ぼくは逆に、積みへらすべきだと思う。財産も知識も、蓄えれば蓄えるほど、かえって人間は自在さを失ってしまう。過去の蓄積にこだわると、いつの間にか堆積物に埋もれて身動きができなくなる。人生に挑み、ほんとうに生きるには、瞬間瞬間に新しく生まれかわって運命をひらくのだ。
岡本 太郎. 自分の中に毒を持て<新装版>. (p.10).
なぜボクが↑の「究極のミニマリスト思考」に感銘を受けたのか?それは...

と、ある種の危機感を抱いたからです。
たとえば、「サピエンス全史(下)」で著者のユヴァル・ノア・ハラリさんは、現代における新しい価値体系「消費主義」に対して、鋭く洞察しています。

ユヴァル・ノア・ハラリ. サピエンス全史 上下合本版 文明の構造と人類の幸福. (p.531).
つまり、「必要か不必要かを深く考えることなく、必要以上のモノを購入してしまいやすい時代をボクたちは生きている」ということです。
ボクは↑の現状認識には納得できます。
実際、ボクも「消費主義」におどらされてnoteの情報商材に何十万円もかけてきた自覚がボクにもあるからです...
なので、このような時代こそ「今あるものを積み減らそう!」という考えが重要になってくると思うのです。
また、「積み減らす」に似た考え方は「夢をかなえるゾウ 1」という本にも登場します。
みんな『新しいことをはじめよう』思うからなかなか変われへんねん。
たとえば、一日は二四時間やろ。これは誰にでも与えられた平等な器や。で、今、自分の器はぱんぱんに詰まってるわけやな。会社行ったり、友達と会うたり、寝たり、マンガ読んだり、そうやって二四時間ぱんぱんにして過ごしてんねや。その器にこれから新しいもん入れようとしても入れられへんやろ。もうぱんぱんやねんから。さてここで質問や。そんなぱんぱんな状態から新しい生活を手に入れよう思たらどうしたらええ?
ぱんぱんに入った器から何かを外に出すんや。そしたら空いた場所に新しい何かが入ってくる。それは、勝手に入ってくるもんなんや。
とにかく、人生変えていくいうのは、そういうイメージやねん。
水野敬也. 夢をかなえるゾウ 1. (pp.119-120). Kindle 版.
このように、自分に何かを「足し算」するのではなく、むしろ「引き算」をすることが、自己実現への近道なのではないか、という発想を「自分の中に毒を持て」から学べました。
...終わりに、本記事に登場する書籍が気になった方のために、無料で読めるサービスがあるか調べたので、ぜひ参考にしてください。
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『サピエンス全史(下)』 | ⭕ 無料️ Audible会員のみ |
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まとめ
- 岡本太郎いわく「人生は積み減らすべきだ」
- あなたは「消費主義」におどらされていませんか?
- 何かをやめてみる、すなわち「引き算」から変えていく戦略
= 罪減らし

ここまで読んでくださってありがとうございます。
少しでも参考になれば、そしてあなたが『自分の中に毒を持て』を読むきっかけになれば、何よりも嬉しく思います。
また次回の記事でお会いしましょう!
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