



\この記事でわかること/ *更新日時:2022年7月3日
Audible 2ヶ月間無料体験した大学生の感想
ボクは2022年GWからAmazonのAudibleを利用したオーディオブック読書を始めて、今週で無料体験を終えました。
【 #オーディブル 2ヶ月無料体験の感想】
— サノ@ミニマリスト×ブロガー (@sano_minimalism) 2022年7月3日
✅結論:Audible = 読書2.0
と呼べる価値を感じた
/
・歯磨きなど「今まで生産性ゼロだった時間」に本が読める
・❌熟読する⭕️スキマ時間に倍速で聴いて”選書”する
・2回目以降の読書に有効→繰り返し読みたい良書を耳からも定着
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まさに「シン読書」 pic.twitter.com/5hgJbEj9a7
電車含む大学通学に往復2時間半かかるため、駅ー大学間の往復で発生するスキマ時間で聴こうと決めて契約しました。
ですが、実際に始めるまでは正直...

と思っていました。
ですが無料体験を終えると、本を「読む」と「聴く」のどちらが優れているかを比較することは無意味だと気づきました。
なぜなら、オーディオブックは本を「読む」という投資行為の効率を最大限まで高めるサポートツールだからです。
そこで今回は、Audible体験がボクの生活や読書スタイルに起こした3つの変化をお伝えします。
・生活から生産性ゼロの時間が消えた
・Audibleの本質的な使い方は「選書」
・繰り返し読みたい本の読書に効果的
変化①:生活から生産性ゼロの時間が消えた
生まれてから今までの生活で「手持ち無沙汰」を感じていた”ムダな”時間に本が読めるようになりました。
コレは「手持ち無沙汰な時間=生産性ゼロの時間」が大嫌いなボクにとっては暮らし革命でした。
手持ち無沙汰だとボクが感じる時間は、ザッと挙げるだけでもこんなにあります。
・歯磨き
・信号待ち
・料理をつくる時間
・洗濯物をたたむ時間
・ギュウギュウ詰めで手を動かしにくい電車内の移動時間
これから死ぬまで、↑の時間すべてに「本を同時に読む」というスキマ時間活用ができるようになったのは生活の大変化でした。
変化②:Audibleの本質的な使い方は「選書」
Audibleは「本の大事なことを学ぶ」目的ではなく「本をムダに買わないための線引きをする」目的で使うべきだと気づきました。
つまり、「じっくり聴いてガッツリ熟読」ではなく「倍速で聴いてサクサク”選書”」がAudibleの本質的な価値・利用法だと実感します。
この理由、すなわち「なぜ大事なことを吸収する読書にAudibleは向かないのか?」については↓の考えがあります。
・エッセンス管理の効率が悪いから
・目次から得られる情報量が少ないから
理由①:エッセンス管理の効率が悪い
一つ目の理由は、自分の人生や仕事で活かせそうなエッセンスを耳で見つけたときに瞬時にアーカイブできないからです。
Audibleはラジオと似ています。どういうことかというと、

と思っても、話(朗読)がドンドン進んでしまうため鉛筆やハイライトでエッセンスを即捕まえて管理することが不可能です。
いちおう、Audibleには「クリップ」と呼ばれる朗読部分に名前やメモを付けて聴き返せるブクマ機能があります。
>>YouTube Shortで実際のAudible「クリップ」機能操作を見る
ですがこの「クリップ」機能、個人的に「う〜ん」と不便さを感じてしまう部分が多いです。
・大事だと思った部分の開始を時間調整すること(幅:5秒〜)
・あとから聴き返すために名前を考案して付けること(字数32文字)
・マルチタスク中にメモすること
↑は、ボクのように毎日時間に追われている人だったら、実際に使うと共感してくれるはずです。
前述したように、Audibleを利用するタイミングは通勤・通学中や何かの作業との同時並行が基本です。
つまり、何かしらの主タスクをこなしているはずなので、サブタスクのAudibleにかける労力は最小限にすべきです。
なので、クリップで時間を消費するくらいなら次々と聴き進んで「この本は目で読むべきか?」を見極めた方が賢いとボクは体験から感じました。

理由②:目次から得られる情報量が少ない
Audible版の目次から得られる情報量は、ふつうの本の目次から得られる情報量よりも少ないです。
具体的にいうなら、本来なら目次で提示して欲しい「章・節」の階層構造が一段階浅いです。
✅Audibleは目次情報が浅い#Audible と一般書籍では、目次から得られる情報量に差があります
— サノ@ミニマリスト×ブロガー (@sano_minimalism) 2022年7月3日
なぜなら、Audibleは一般書籍に比べて目次の階層構造が一段階浅いからです
具体的には、本来なら目次に提示して欲しい章・節のタイトルがAudibleだと見えません
『サピエンス全史』で比較すると👇の感じ pic.twitter.com/DYtzRAvNRn
これは、『サノよみ』で口酸っぱく言う「本を隅々まで読まない」という読み方には致命的です。
なぜなら、「結論が語られていそう」「読んでみたいと興味を惹かれる」章・節を目次からつかみ損ねやすいからです。
このように、Audibleでじっくり読書する場合、目次でのスクリーニングが浅くなって時間対効果が悪くなるとボクは実感します。

...以上の理由から、
本を倍速で聴いて、その書籍を「買う or 買わない」の”選書”をする
というAudibleの利用目的が理に適っていると考えます。
実際にボクも、<Audibleで選書→良書と思った書籍を購入>を何冊かおこないました。
たとえば、『武器になる哲学』という本をAudibleで聴いて「これは買いだな」と思い、Kindle版を購入しました。
✅Audibleの本質的な使い方は「選書」#オーディブル を数ヶ月間利用して大事だと感じたことは...
— サノ@ミニマリスト×ブロガー (@sano_minimalism) 2022年7月3日
❌じっくり聴いて、本から大事な学びを得ようと「熟読」する
⭕️倍速でサクサク聴いて、書籍として買いたい本を「選書」する
という目的意識を持つこと
結果的に良書に投資可能な時間が増えます🧑🏻💻 pic.twitter.com/lgLpqd9aXq
このように、Audibleを「選書」として利用すれば、生涯で出会える良書の冊数が格段に上がると体感的に確信しています。
倍速機能は0.5〜3.5倍の範囲で変更可能なので、ボクは1.7〜2.5倍で聴いています。

変化③:繰り返し読みたい本の読書に効果的
前述した内容をまとめると「Audibleはスキマ時間に選書目的で使うべし」となるワケですが、一つだけ例外があります。
それは、「繰り返し読みたい!」と心から思った本を2回目以降に読書する場合です。
学びが多かった本をAudibleで何度も何度も聴くと、脳への定着度が上がってアウトプットの効率が上がりました。
「著者本人朗読」は2回目以降も心に刺さります。たとえば、Rolandさんの本は会員なら無料で本人ボイスです。

ここまで読んでくださってありがとうございます。
あなたがAudibleを利用するときの参考になれば、何よりも嬉しく思います。
また次回の記事でお会いしましょう!
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